協力メンバーのダボハゼです。最近は東京でも雪が降りました。浅草寺に降る雪を見ることはできませんでしたが、部屋の壁に掛けてある昨年暮れに買い求めた台東区のカレンダーの1月・2月は、明治初期に描かれた浅草寺の雪景色(木版画)で、このような情景でないかと想像していました。
絵の作者は井上探景で、題名は「雪月花之内 雪 浅草寺金竜山之図」とあり、当時の浅草寺の様子が子細に描かれています。雪の日でも傘を差して多くの参拝者が訪れている様子。今と違って五重塔は向かって右に有り、その前には二尊仏描かれています。また、宝蔵門から先の境内は塀で囲われています。宝蔵門の後ろには浅草神社の鳥居と拝殿が有り、五重塔の裏には二天門らしき建物が見えます。その先の家並みの更に先には、隅田川描かれています。当時はこのように高い場所から浅草寺を見渡すことはできなかったでしょうから、このような鳥瞰図は作者が想像して描いたものなのでしょうか。
コメント