こんにちは、浅草の風です。遅くなったけれど2010年三社祭の記事です。記事作成には2日以上かかりました。(写真提供:雲さん、真公さん、ダボハゼさん)
肺癌が転移した首の骨などが痛み、麻薬で抑えながらほとんど寝たきりで暮らしています。そのときの調子にもよりますが、外出もままならないし、撮影やパソコン作業もできなくなりつつあります。
そんな状態だから今年の三社祭が最後と思って、16日に本社神輿を拝みに行きました。
だから寸前に雲さんから袢纏を着せられて、「花棒まで行くよ!」と言われてもまだ話がよく理解できないでいました。
私は深川生まれ。花棒の重さは理解しているつもりです。担ぎ手にとって憧れの場所。まして三社様本社の花棒など、私にとっては畏れ多い夢のような場所です。
数十秒だったと思うけれど、雲さん、雷門田原町会と青年会の皆さんのご好意で肩を入れさせてもらえました。恥ずかしながら涙が止まりませんでした。「浅草の風」に送って戴いた望外の餞として頂戴しました。ありがとうございました。ほかにはもう何も要りません。
私が浅草に惚れて「浅草の風」を続けてこられたのもきっとこういう心意気が残っている町だからなんでしょう。よい町です。
三社祭の過去の記事はこちらです。
管理人、風の体調についての過去記事はこちらです。
浅草国際通り、田原町駅近くのホテルサンルート前に到着した二之宮。画面右下、黄丸内に私の坊主頭のてっぺんが見えます。横には雲さんの顔が見えます。ここから雲さんに抱えられ、花棒まで一気に進みました。かつて撮影でカメラを抱えて花棒寸前での撮影をしましたが、未経験者や病人を抱えて担がせる自信も度胸もない。
担いだというよりは必死でぶらさがってます。後ろで指揮しているのは町会役員の宮本さん。ありがとうございました。