2009.03.18撮影。
示現とは神仏がこの世に現れること。浅草寺では、ご本尊である聖観世音菩薩が西暦628年(推古天皇36年)3月18日に隅田川で二人の漁師兄弟の網にす
くい上げられたと伝えられています。二人の漁師の名は檜前浜成、竹成。この聖観世音菩薩像に帰依、自宅を寺として供養したのが郷司であった土師中知。この
三人が神として祀られました。その社が三社権現(浅草神社)です。浅草神社の例大祭が三社祭と呼ばれる所以です。聖観世音菩薩像が上陸した場所には駒形堂が建てられています。
この3月18日、浅草寺では法要が行なわれ、境内では本尊示現を讃える「金龍の舞」が奉演されます。(説明は浅草寺発行リーフレットを参考にさせていただきました)
金龍の舞は、戦災で焼失した本堂再建を記念して昭和33年(1958)に創始奉納されたものです。「浅草寺縁起」に、観音示現の時「寺辺に天空から金龍が舞い降り、一夜にして千株の松林ができた」という縁起譚から創作されたものです。
松林に見立てた浅草寺幼稚園園児による松慈童(まつじどう)と、観音さまを象徴する「蓮華珠」が1名、これを守護する「金龍」(長さ約18メートル、重さ
約88キロ)を8名が操作し、浅草組合花組のお囃子の中、勇壮華麗な舞が行われます。(説明文は浅草寺ホームページを参考にさせていただきました。浅草寺のホームページはこちらです)
本堂落慶50周年の昨年、金龍の舞も50周年を迎え、老朽化した三代目金龍が四代目金龍に引き継がれました。
3回目の奉演のようすを何回かに分けてお伝えします。参加者のみなさん、おつかれさまでした。撮影にご協力いただいたみなさんに心よりお礼を申し上げ
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奉演を終えた金龍は本堂前でご挨拶したのち、伝法院表門に戻ります。