日本版画家の土屋光逸が約70年前に描いた五重塔です。脇には浅草金龍山 昭和13年7月と書かいてあります。本堂側から雷門方向を見たのでしょうか、五重塔と満月が描かれ、塔の後ろには弁天山の鐘つき堂と思しき建物のシルエットも描かれています。現在の五重塔は本堂に向かって左側(南西)に建っていますが、描かれている徳川3代将軍家光によって建立された五重塔は、戦災で焼失する前は右側(南東)にありました。境内には樹木も多かったように見受けられ、当時の境内の様子が偲ばれます。(ダボハゼ)
2009.09.21 撮影
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