2009.03.12撮影。
抗癌剤治療が済んでからだいぶ経ちますが、体力が回復せず寒さに弱い状態が続いています。天気の良い日はリハビリを兼ねてできるだけ撮影に出かけるようにしています。
浅草寺本堂では本堂屋根瓦
をすべて葺き替え、併せて本堂外壁塗装を行なう工事が始まっています。現在は本堂をすっぽり覆う鉄骨が組まれています。
鉄骨は本堂の両脇から組み上げられていましたがいよいよ正面通路の上にも渡されました。参拝には鉄骨の下をくぐることになります。
かつて国宝に指定されていた浅草寺本堂(観音堂)は、東京下町を焼き尽くした昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲で仁王門(宝蔵門)、五重塔と共に焼失しました。同年11月に仮本堂(現淡島堂)を落慶。その後、お寺、町方、全国の信徒が大変な努力をして昭和26年(1951)に現本堂着工、昭和33年(1958)に落慶しました。
昨年秋には本堂再建50周年を記念してお前立御本尊の大開帳が実施され、同時に開催された多くの祝賀行事によって浅草の町は大変な賑わいに包まれました。
これから、この本堂屋根瓦をすべて葺き替え、併せて本堂外壁塗装まで行なう大修繕(大営繕)が始まります。平成22年(2010)11月末までの約2年に渡る大規模な工事となります。工事の無事を心より祈っています。
浅草寺ではこの大営繕を成功させるため、全国の信徒に寄進の呼びかけをしています。寄進は本堂前の左側で受け付けています。
本堂はシートで覆われて見ることができなくなりますが参拝は従来通りできます。今回の工事では、2007年に工事が行われた宝蔵門と同様にチタン製屋根瓦に
替わります。チタン製の瓦は耐候性に優れているだけでなく重さが従来の瓦の約1/8になるため、耐震性が飛躍的に高まるそうです。
宝蔵門工事当時、何度かコメントを書き込んでくれた「喜多方の風」さんはその工事に関わった方です(宝蔵門屋根瓦工事のようすはこちらです)。また差し障りのない範囲で工事のようすを知らせていただけたら紹介させていただきたいと思っています。
浅草寺のホームページはこちらです。
参拝にはこの鉄骨をくぐります。
お水舎の屋根に接しそう。本堂の左右に回り込む通路は本当に狭いです。
本堂上から見た宝蔵門。
本堂東側回廊。裏側にもクレーンが現れました。本堂は鉄骨でぐるりと囲まれます。右奥に見えるのは浅草神社社殿。
資材置き場が作られた本堂裏広場。写真では広く見えますが実感としては半分以下です。
例年の三社祭連合渡御では約100基の神輿が揃うのですが、今年は変則的な形で行われます。5/16の連合渡御では浅草神社境内及び浅草寺境内での見物場所はほとんどありません。5/17の宮出し・宮入りのでは、浅草神社境内及び浅草寺境内での見物場所は全くありません。
(「浅草寺本堂大営繕のための寄進お願い」のパンフレット)
パ
ンフレットによれば、今回の大営繕は平成21年(2009)2月より平成22年(2010)11月末までのあしかけ2年に渡る大規模なもので、本堂屋根瓦をすべて葺き替え、併せて本堂外壁塗装まで行なうそうです。寄進は1口1万円(何口でも)本堂前の西側に受付所があります。郵便振替や郵送も受け付けてい
ます。問い合せ先:浅草寺勧財部勧募係(直通)03-3841-3711
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