2009.11.09撮影。
かつて国宝に指定されていた浅草寺本堂(観音堂)は、東京下町を焼き尽くした昭和20年(1945)3月10日の東京大空襲で仁王門(宝蔵門)、五重塔と
共に焼失しました。同年11月に仮本堂(現淡島堂)を落慶。その後、お寺、町方、全国の信徒が大変な努力をして昭和26年(1951)に現本堂着工、昭和33年(1958)に落慶しました。
昨年秋には本堂再建50周年を記念してお前立御本尊の大開帳が実施され、同時に開催された多くの祝賀行事によって浅草の町は大変な賑わいに包まれました。
この本堂屋根瓦をすべて葺き替え、併せて本堂外壁塗装まで行なう大修繕(大営繕)は、平成22年(2010)11月末までの約2年に渡る大規模な工事となります。工事の無事を心より祈っています。
浅草寺ではこの大営繕を成功させるため、全国の信徒に寄進の呼びかけをしています。寄進は本堂前の左側で受け付けています。
本
堂はシートで覆われて見ることができなくなっていますが参拝は従来通りできます。今回の工事では、2007年に工事が行われた宝蔵門と同様にチタン製屋根
瓦に替わります。チタン製の瓦は耐候性に優れているだけでなく重さが従来の瓦の約1/8になるため、耐震性が飛躍的に高まるそうです。
浅草寺のホームページはこちらです。
本堂への参拝は通常通りできます。
(「浅草寺本堂大営繕のための寄進お願い」のパンフレット)
パンフレットによれば、寄進は1口1万円(何口でも)本堂前の西側に受付所があります。郵便振替や郵送も受け付けています。問い合せ先:浅草寺勧財部勧募係(直通)03-3841-3711
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