浅草神社例大祭「三社祭」の華である本社(宮)神輿三基が、9/9(火)より江戸東京博物館(東京・両国)で公開されます。これを機会にぜひご覧になってください。
江戸東京博物館開館15周年、浅草寺本堂落慶50周年、浅草観光連盟創立60周年を記念して9/14から開催される「浅草今昔展」に先立って公開されるものです。浅草今昔展の特設ページはこちらです。
戦前の浅草神社には、徳川家光が寛永14年(1637)に寄進したものを含めて新旧7基の神輿がありましたが、戦災によって全てが焼失。現在の本社(宮)神輿は、一之宮、二之宮が 昭和25年、三之宮が昭和27年に、氏子44ヶ町によって奉納されたものです。三基とも文久元年創業の宮本卯之助商店作。
浅草神社のご祭神は、浅草寺のご本尊示現に関わった郷司の土師中知と漁師兄弟(檜前浜成と竹成)の三人。一之宮に土師中知、二之宮に檜前浜成 、三之宮に檜前竹成が配されています。三人の神様を祀るところから‘三社様’と愛称され、例大祭は三社祭と称せられています。重量は一之宮が1,026.2kg。二之宮、三之宮が各1009.2kgと言われています。
神輿には壮麗な飾り付け施されていますが、荒祭りとして知られる三社祭では胴を晒しで巻いて保護しています。
2008年3月本尊示現会で浅草寺本堂に堂上げされる一之宮。
2008年3月本尊示現会で、浅草寺本堂に上げられ一夜を明かす三基の本社(宮)神輿。
2006年5月三社祭で、雷門通りを行く二之宮。
浅草大観光祭の特設ページはこちらです。
(江戸東京博物館のリーフレット)
今年は、戦災で焼失した浅草寺の本堂が再建されて50周年となる記念の年にあたります。江戸東京博物館では、東京を代表する観光地であり、江戸の息吹を今に伝える町「浅草」をテーマとした企画展「浅草今昔展」を開催いたします。
本
展では、浅草寺所蔵の大絵馬「陣幕土俵入り」や「茨木」といった普段目にすることのできない貴重な資料や、浅草を熱狂させる宮神輿(三社神輿)などを展示
し、古くからこの地に数えきれぬほどの人々を集めてきた浅草の「信仰」とそこに託した思いを伝えます。(リーフレットより抜粋)
5階常設展示室内東京ゾーンでも、特集「浅草六区」を同時開催。
江戸東京博物館サイト浅草今昔展特設ページはこちらです。
また、「浅草今昔展」開催中の9/14〜11/16に限り、水上バスが1日12便程度、浅草・両国間を直接結びます。片道大人料金200円。詳しくは東京都の報道発表資料ページをご覧ください。