お富士さんとは、浅草浅間神社の愛称です。古くから開催されているこの植木市は、東京でも最大級の規模と言われています。現在は、5月、6月の最終土・日曜に開催されます。下町の風情が色濃く残る観音裏と呼ばれる地域で開かれるこの植木市は夕暮れ時にそぞろ歩きをするのにぴったりです。今回は曇り空の日曜の昼に歩きました。次回は6/30(土)、7/1(日)に開催されます。ぜひ一度たずねてみてください。
会場入り口は、浅草寺本堂(観音堂)の裏に出て言問通りを渡ったところにある雷5656会館わきです。通りの名前は柳通り。
このあたりは秋田県の象潟に由来があり旧町名を象潟と言いました。その縁から料亭婦志多の横には「 象潟や雨に西施がねぶの花」という芭蕉の句碑が建てられ、この写真左にあるような投句箱が設けられたりしています。
これが旧浅草の風に掲載された芭蕉の句碑です。2007.01.19撮影。
浅草見番がある浅草三業会館。(浅草見番の正式名称は東京浅草組合。料亭、置屋、芸妓の組合費で運営されている連絡事務所です。)
ということは、夕暮れどきにこのあたりを歩いていて芸者さんの姿を見ることがあります。